認知症
認知症の症状は、本人はもちろん、周囲の人が気づかないところで徐々に進行しながら現れてきますので、早めの受診をすることが大切です。
認知症とは、さまざまな脳の病気により、脳の神経細胞の働きが徐々に低下し、認知機能(記憶、判断力など)が低下して、日常生活に支障をきたした状態をいいます。
年をとればだれでも、思い出したいことがすぐに思い出せなかったり、新しいことを覚えるのが困難になったりしますが、「認知症」は「加齢によるもの忘れ」とは違います。
もの忘れは「体験したことの一部を忘れる」のに対して、認知症は「体験したことそのものを忘れる」という違いがあります。
認知症の症状は、本人はもちろん、周囲の人が気づかないところで徐々に進行しながら現れてきますので、早めの受診をすることが大切です。
また、認知症の症状に加え、不安や気分のおちこみ、幻覚・妄想などの周辺症状が生じることもあります。これら周辺症状に対しても薬物療法を行っています。
チェックシート
こんな症状ありませんか?
- 同じことを何度も言ったり、聞いたりする
- 季節にあった衣服が選べない
- お金を盗られた、〇〇が盗まれた等、物盗り被害を訴える
- 機嫌が悪い・大声を出す・すぐに興奮する
- 冷蔵庫に同じものを何個も買っている
- 事故が多くなった(運転ミス・信号無視・横断歩道を渡るタイミングが分からないなど)
- いつも行っている場所で迷子になる
気になる症状がある場合は、当院の相談窓口までご相談ください。